2/1 ウィリアム・モリスの思想と生物多様性-アーツ・アンド・クラフト運動に学ぶ @高尾 オンライン&アーカイブあり

2/1㈯19時から生物多様性寺子屋「ウィリアム・モリスの思想と生物多様性-アーツ・アンド・クラフト運動に学ぶ」を開催します。オンライン、アーカイブもOKです。
ウィリアム・モリスは、日本の民藝運動への影響についてや労働とは?といった面からも一度じっくり取り上げたいなぁと考えていました。
職人の時代と言っても過言ではない江戸時代の豊かな手仕事をことごとく失おうとしている今の日本の現状を考えるうえでも大きなヒントをくれるのがウィリアム・モリスだとも思っています。
マニュアル化できず経験値に重きを置く手仕事は、素晴らしい職人をたくさん生み出してきましたが、一方で様々な手作りの生活品や建造物といった自然への造作はその土地ごとの自然(生物多様性)とのかかわりで紡がれてきた「民衆の芸術」ともいえると思っています。
100円均一の品物やビニール傘は、安くて便利だけれど壊れても、失くしても気にならない。そんな物があふれている社会、そんなものを作っている人々がどこかにいると思うとなんだか悲しい。
大量生産、大量消費をダメだというのはたやすいけれど、もう少し深堀して、生産や消費に喜びを感じるのか?というところから考えていく必要があるのでは?と思っています。
ぜひ、ご参加ください。

・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・

ウィリアム・モリスの思想と生物多様性-アーツ・アンド・クラフト運動に学ぶ

「いったい、そんなに金を儲ける必要があるのか?ロンドンのわずかな泥土で得られる金のために、家並みの間に生える気持ちのよい木々を切り倒し、古い尊い建物を取り壊す。川を汚し、太陽を曇らせ、煙やもっと有害なもので大気を汚染する。
それでも、誰も、それに心を配り改めるのは自分の責任だと考えていない」(『小芸術』)
19世紀英国の芸術家であり社会主義者であったウィリアム・モリスの言葉です。
そのまま今の日本にあてはめても違和感がありません。

産業革命により大量生産された商品があふれる社会。安価だが粗悪な物があふれる社会に、モリスは絶望を感じていました。中世の手仕事やギルド(西欧中世・近世の職業別組合)の価値を見直し、再生することを通じた生活と芸術の統一を目指したモリスのアーツ・アンド・クラフト運動は、多くの芸術家に影響を与えてきました。

手仕事による労働がどれほど大変なものであっても自然はそれを楽しめるように采配してくれ、喜びを与えてくれるとモリスは論じています。手仕事は芸術としての労働であり生活。それは自然と決して切り離すことはできない、そんな意義ある労働こそが豊かな社会を創り得るというのがモリスの一番言いたかったことであり、現代のわたしたちが最も学ぶべき視点ではないかと考えています。

■日時
2月1日(土)19時~21時30分(オフライン会場は18時30分開場)

■場所 いまここカフェ&オンライン
いまここカフェ JR/京王線高尾駅北口徒歩3分(八王子市廿里町21-4)

■参加費 1000円(学生無料)
*いまここcafe参加者は1品以上ご注文ください
*オンライン参加:振込先は返信メールをご確認ください
*録画のみ希望:振込済み連絡後、URLを送ります
*学生は無料ですが、お申込みは必要となります。学生証の提示は不要です。

■定員
カフェ:先着15名。オンラインには定員制限はございません

■講師 坂田マサコ

■申込み方法
※要予約※
こちらのフォームにご記入ください。
お申し込みフォームはこちらでお願いします!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScmhyyZR3x3JwlQGQcQnDyvo0MuX6TVQ0fyEamGczpY6NvG_A/viewform

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