・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・
「いろいろな生き物が住める森をつくろう!」
水と空気の流れを整え生物多様性豊かな森をつくる
生物多様性ガイド・坂田昌子さんによる森の再生ワークショップ
生物多様性と聞くと、生物学の話かな?と思われるかもしれませんが、実は生物多様性は環境そのものです。いろいろな生き物同士の複雑なつながりが、酸素や土壌、身の回りのさまざまな製品を作るための自然資源をつくり出しています。
いま、過去1000万年の平均よりも数十倍~数百倍のスピードで動植物の種類が減っています。環境の基盤である生物多様性が失われるということは、私たちの今ある普通の生活もこれまで通りには続かなくなるということを意味します。
そんな中で、私たちにも身近にできることは多様な生き物がつながりあう基礎の場所である森の再生です。水と空気の流れを整え、日なた、日陰、乾いた土地、湿った土地、いろいろな生き物が生きられる森を作る。講師に生物多様性ガイド・坂田昌子さんをお迎えして、笠間市小原の森で「しがら」作りをメインとする再生ワークショップを行います。
しがらとは?
しがら(しがらみ)とは、古来から行われてきた伝統的な民衆の土木工法。
枝を簡単に外れないようにしがらませて空間を複雑に作り、そこに落ち葉を詰めることによって水の動きをゆるやかにする。崩れやすい斜面に施すことで、水はゆっくり動くようになるため、土砂を引っ張らなくなる。落ち葉の間をゆっくりと水が浸透し、乾くのもゆっくりとなるので植生が回復し、斜面などが修復される。
また、川の流れをゆるやかにする場合などにも用いられる。しがらは土留めと勘違いされることが多いが、土を留めるのではなく水の動きをゆるやかにするためのもの。
【坂田昌子さんプロフィール】
明治大学文学部史学科卒業。環境NGO虔十の会代表 https://takaokenju.com/ 、一般社団法人コモンフォレスト・ジャパン理事 https://commonforestjapan.my.canva.site/
高尾山の自然環境保全を中心に、生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り、生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。また、生態系を読み解きながら行う伝統的手法による環境改善ワークショップは全国各地から要望があり、日本中を飛び回る日々。ローカルにしっかり足を据えながらも生物多様性条約COPや地球サミットなど国際会議にも参加しグローバルな視点で動く環境活動家。
日時:2024年7月11日(木)10:00〜17:00(09:30集合)
場所:かさまコモンフォレスト(笠間市小原)
集合:09:30 地域交流センターともべ(トモア)ロビー
茨城県笠間市友部駅前1−10、JR常磐線友部駅南口すぐ
現地に駐車スペースが少ないので乗り合わせて行きます
内容:「しがら」作りによる森の再生ワークショップ
午前の部 10:00~12:00 しがら作り指導
お昼休憩 12:00~13:00 各自お弁当を持参ください
午後の部 13:00~17:00 しがら作り実践
持ち物:弁当、飲み物、軍手、作業靴、雨具、タオル、着替えなど
剪定バサミ、手ノコをお持ちの方は持参ください
定 員:30名
参加費:3,000円(主に坂田さんへの謝礼や交通費に充てます。当日現金にてお支払いください)
申込み:https://forms.gle/UgV1YeWVAK68cb2i6
(「参加する」ボタンだけでは参加申し込みにはなりませんのでご注意ください)
備 考:①雨天決行、ただし台風など極端な悪天候の場合は延期します
②現場にはトイレはありませんが簡易的に囲いを設置する予定です
主 催:NPO法人友部コモンズ
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