12/15 農と生物多様性 オンライン&アーカイブあり

今年最後の生物多様性寺子屋は、「農と生物多様性」です。
農業と言うと生物多様性を育むとか、自然との共生とか言う人が多い。もちろんすでに二次的自然しかない今となってはそういう面もあることは否定しませんが、大前提として、田んぼや畑にするために、邪魔な木を伐採し、望まない草を取り除き開墾し、人間が欲しいものだけを植えて「頑張った」とか「気持ちい~い」とか言っているわけです。
草木や虫たちは、これまで各自好きなように生きていたわけですが、人間がそういう命を選抜し、操作し始めたということが、農の根っこにあることを忘れてはいないか?とモヤモヤ。
「自然農や有機栽培=自然に優しい」と言う人に、いつも喉に何かつかえているような居心地の悪さを感じるんです。もちろん、自然をなるべく痛めない農業に取り組んでいる人を尊敬してるし、そういう方たちから、わたしも食糧を得ているんですが、多くの有機農家が、「自然に優しい」とか自らのたまうことにモヤモヤ。
例えば、オフグリッドでエネルギーも自給自足するエコなライフスタイルを実現したいと、庭にソーラーパネルを設置するため、そこに生きている木を伐採したら、それって「エコなライフスタイル」?
ちょっとモヤモヤしますよね。
ヒトは、農耕や牧畜を始めることによって何を得て、何を失ったのか?
生き物たちに、農耕はどんな影響を与えたのか?
根元的な地点から農耕・牧畜について考えてみたいと思います。

・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・

わたしたち人は、地球上に現れて250万年、ホモサピエンスとしてならば7万年、植物を採取し、動物を狩って暮らしてきました。動物や植物が、どこで生まれ、どのように育つかは人が決めることではありませんでした。
それが一変したのは12000年ほど前。人は農耕と牧畜により、動植物種の生命を操作することを始めました。
かつては、より多くの果物や穀物、肉が手に入るから農耕・牧畜は始まったと考えられてきました。しかし、人が12000年前に栽培化、牧畜化を始めた動物種は、今とそう変わりません。
なぜ、人は狩猟採集時代に、手に入れることができた何千種類もの動植物を捨て、小麦、大麦、稲、トウモロコシ、ジャガイモといったほんの一握りの植物に依存することにしたのでしょうか。
いつどこにどんな木の実があるか、キノコがあるか、獣や魚がいるかという自然に対する深い知識さえあればわずかな労働で暮らせたものを、なぜわざわざ、朝から晩まで働き続けなければ食糧を得られない暮らしに移行したのか?
この大きな謎をわたしたちは「農耕文明の始まり」として、あるいは「人類の進歩」として学校で習いますが、はたして「進歩」なのか?むしろ「退化」なのか?
農耕文明のなれの果ての末に、科学が農耕にとって変わり、その延長線上にわたしたちの暮らしはあります。
農耕とともに、生物多様性はどのように変化したのか、本来ならば生物多様性に依拠している「生き物としてのヒト」の暮らしはどう変化したのかを考えてみます。
■日時
12月15日(金)19時~21時30分(オフライン会場は18時30分開場)
■場所 いまここカフェ&オンライン
いまここカフェ JR/京王線高尾駅北口徒歩3分(八王子市廿里町21-4)
■参加費 1000円(学生無料)
*いまここcafe参加者は1品以上ご注文ください
*オンライン参加:振込先は返信メールをご確認ください
*録画のみ希望:振込済み連絡後、URLを送ります
*学生は無料ですが、お申込みは必要となります。学生証の提示は不要です。
■定員
カフェ:先着15名。オンラインには定員制限はございません
■講師 坂田マサコ
■申込み方法
※要予約※
こちらのフォームにご記入ください。オンライン参加の方には、お振り込みの案内とzoomのアドレスをお送りします。開催後のお振り込みでも大丈夫です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7T8zZyGKdGAjKctNuL_t87_qI3sx9a66ohD9GRDlkyh43Yg/viewform
締め切り 12月14日24時まで
 ※当日のお申込みは対応できない場合もありますのでご了承ください。
●寺子屋を連続して参加ご希望の方は参加費3回分振込可能です。
●当日のZoomリンクは、返信メールにてご確認ください。
●オンライン参加の場合、当日のお問い合わせ等は対応できない場合がございますので、ご了承ください。
*メールが届かない場合は、迷惑フォルダをご確認ください。また携帯キャリアメールの方は、PCからのメール受信を許可してください。
●ご案内は後ほどお送りします。3日経ってもご案内がありませんでしたら、ikimono339@gmail.comまでご連絡ください。

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