直近のお知らせ。
八王子市恩方の「森と踊る」の森で、生態系改善のワークショップを4回連続で開催します。
連続講座は、今回で2回目。
今回は、2019年の台風で斜面が大きく崩れ、埋まってしまった沢の再生を中心に行います。
土砂の下にもぐってしまった水を地上にもう一度出てきてもらったり、土砂で埋もれた涌き出し口を苔をたよりに見つけて整備したり、変わってしまった地形を無理に戻さず安定させたり。
生物多様性豊かな水辺を作り出す造作を行います。
苔やシダなどの植生の読み方、土の性質の見分け方など覚えちゃうと回りが自然からのサインだらけだということに気づき楽しいですよ~
あちこちの山に入ると涸れ沢をよく目にします。
たいがいは、土砂で埋まり水がもぐってしまい、雨が降るとまた土砂が崩れるという悪循環で、生き物たちには厳しい環境ばかり。
生き物が最も豊かな場所は、異なる生態系の「境界」です。特に陸と川、沼、湖の境界である水辺や浅瀬は、多様な生き物が往き来します。
人は水に逆らってはいけない!ということが肝心。
植物たち、水や土とどう向き合えば良いかを伝えたいと考えています。
生態系の回復を促す手入れに興味がある方、崩れた谷や沢の再生に取り組みたい方、経験ないけど何でもやってみたーい!という方、大歓迎☺️
以下、ご案内。
・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・
※正式なお申込みはこちらから:https://forms.gle/duRjMFM6rj22Rwya7
森と踊るは2019年から、生物多様性の第一人者である坂田昌子さんに、私たちの施業山林で植生調査をお願いしてきました。
坂田さんの読み解きは奥が深く、例えば、「ある植物が存在している」ということから、鳥や虫などとのつながりも含めその場にどんな影響を与え、どんな世界を展開しているのかを、脳裏に浮かぶかのように知ることができます。
森と踊るではそんな坂田さんの智慧を志を同じくするみなさんと分かち合いたいと考えて、今年4月には単発、7月からは連続講座第一弾として、実践者向けのレクチャーの機会を設けてきました。そして今回、12/9から新しい連続講座を開始します。
今回も4回の連続講座です。坂田さんの智慧を実践の場でじっくりと共に学びたい方、ぜひご参加ください。
植物からのサインの読み解き方やその場に適した環境改善造作など、より多様性豊かな環境に向けてのその場に適した環境改善造作を一緒に実践しながら学びます。
じっくり坂田さんから学べる様に参加枠は10名程度で行いますので、関心、興味ある方は早めにお申し込みください。
※毎回の講座終了後には学びのシェアとして各自メモを共有いただきます。共に学ぶことも講座の一環ですので、ご協力をお願いします
◆対象者
・実際に土中環境に配慮した施業を既に行っている方
・森林再生や森づくりなどを実践している方
・環境再生に取り組んで行く予定(森林ボランティア等含む)があり、 土中環境の視点を取り入れたい方
※土中環境に興味があって実際にやっているところを見てみたい、という方はまた別の機会にぜひご参加ください!
◆お申込み
https://forms.gle/duRjMFM6rj22Rwya7
◆日程(各回とも10:15〜16:15)
第1回 2023/12/09(土)
第2回 2023/12/16(土)
第3回 2024/01/26(金)
第4回 2024/02/12(月祝)
※第3回は坂田さんのご都合がつかず平日開催です
◆場所
八王子市上恩方町付近の山林
◆集合場所
西東京バス 恩方中学校バス停留所
◆参加費(全4回分 事前振込制)
32,000円(切株主及び継続寄付者は28,000円)
※振込先はお申込み後にご案内いたします
※振込確認をもってお申込み完了となります
※継続寄付について(https://note.com/moritoodoru/n/n7b627132c914)
◆キャンセルポリシー
本講座は4回の連続講座です。ご欠席の会があってもその回の減額・返金は致しません。
講座開始前のキャンセルについては以下の通り返金いたします。
・12/2(土)まで:70%返金
・12/6(水)まで:50%返金
・12/8(金)以降:返金なし
※欠席された場合にも参加者の学びメモはシェアされます
◆講師 プロフィール
坂田昌子
生物多様性ローカルアソシエーション代表、環境NGO虔十の会代表、CEPAジャパン理事。地元の東京都高尾山の自然保護を行いつつ、生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などにも継続的に参加。ローカルとグローバルをつなぐ環境活動に力を入れ、日本各地での講演活動や地域の生物多様性保全の取り組みへの協力を行っている。
◆森と踊る代表 三木一弥(ずーやん)からのメッセージ
森と踊るはこれまで5年にわたり、生物多様性の第一人者である坂田昌子さんに、私たちの施業山林で植生調査をお願いしてきました。今回は、その坂田さんから植物が示すその場所の土中環境や森の健全度、何をするとどんな変化が生まれそうかなどを紐解く智慧を学びながら、実際にその場に適した造作を一緒に実施実践する機会です。
植物や昆虫、鳥などの生き物は、私たちにその場所の環境や状況を教えてくれます。ただ、植生はじめ生き物同志の連関がよほど分かっていないと、なかなかその貴重なサインも読み解けません。
僕も山林での土中環境改善などに取り組んでいますが、悩んだり、なかなか思う様な変化が現れなかったりするとき、その場、そのタイミングで何をしたらいいかを坂田さんから教えてもらい、間違ったことをしていたと気付かされることもあります。セオリーの大枠は同じでも、微妙な違いを理解して造作するかどうかで大きな違いが出ることは多々あります。例えば、炭を入れるか入れないかという造作ひとつで、その森がどう変化していくかに違いが出ることがあります。それは、炭の有無で、その場所で活躍するのが菌糸になるのか細菌になるのかに影響するからだそうです。
それを、生き物達のサインから手探りで読み解いていくのはなかなか独学では難しいと感じています。なので今回は、坂田さんの豊富な観察経験から学ばせて頂くことにしました。
せっかくの機会なので、森林再生や土中環境改善など実際に取り組んでいる方々を対象に実践的に共に学ぶ機会にします。
じっくり坂田さんから学べる様に参加枠は10名程度で行いますので、関心、興味ある方は早めに申し込みください。
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