9/8 SOS!奄美大島嘉徳浜~記者会見報告会~ オンライン&アーカイブ

護岸も砂防もない嘉徳川が、これまた護岸のない海に注ぎ込む浜辺。それが嘉徳浜です。
生物多様性豊かな亜熱帯の森と海が、季節ごとに自在に河口の位置を変える川によって結ばれています。

本来の姿のままで大地と水が出会えるこのような場所は、残念なことに、日本ではもはや嘉徳浜を含めて2か所しか残されていません。
嘉徳浜は、奄美大島が世界自然遺産に登録されたときに、重要なバッファゾーン(緩衝地帯)に指定されました。コアゾーン(核心地帯)は、豊かなバッファゾーンに取り囲まれることによって支えられており、ユネスコによって開発に対する厳しい規制がしかれています。

にもかかわらず、希少な生き物たちが多種多様に存在し、淡水と海水を行き来するこの浜辺に、現在コンクリート護岸の建設が進められようとしています。鹿児島県のあまりに強引な工事の進め方に問題提起するため、8月28日、嘉徳集落住民2名が上京し、衆議院第一議員会館で、翌29日は外国人記者クラブで記者会見を行いました。各メディアからも活発な質問が出され、国会議員も関心を深めてくれていますが、工事は止まる気配を見せません。

この記者会見の報告会をかねて、嘉徳浜護岸建設について、多くの方に知っていただきたいと考えています。
・嘉徳浜の奇跡的な生物多様性の豊かさ
・世界自然遺産内での工事がなぜまかりとおるのか?ユネスコへのごまかしについて
・工事が強行的に進められる現地の状況
・森、川、海というコモンズを守ることの大切さ
以上、4点について、情報をみなさんとシェアし、この問題の解決に向けて考えていきたいと思います。
嘉徳浜で起きていることは、遠い南の島のできごとではありません。

かつて、日本の川と海はみんな嘉徳浜と同じような姿だったのです。わたしたち本土の人間は、浜辺という浜辺、川辺という川辺を、いまやことごとくコンクリートで埋め尽くしてしまいました。嘉徳浜で起きていることは、これまで日本各地で起きてきたことなのです。
立ち止まり、失ってはいけないものについて考える時代をともに迎えるべく、ぜひご参加ください。

◆日時 9月8日㈰ 18:00~20:30 ※アーカイブあり
◆ゲスト:ジョン・マーク、武ひさみ、山北のりひこ、皆吉えりこ
司会進行: 坂田マサコ
◆参加費 1000円(全額、嘉徳浜への支援に使わせていただきます)
◆申し込み方法
以下の申込みフォームにご記入ください。
オンラインのURL、参加費の振込先情報をお知らせします。
アーカイブ視聴のお申し込みは引き続き受け付けております。

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