・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・
坂田マサコさんのワークショップ in 京都綾部市!
森を歩いていると気がつく。
木の実は土中に埋まっていなくても、落ち葉と枝、微生物が織りなす腐植の中にいれば立派に芽を出すことに。
鉢に土をたくさん入れて木の実を植えてもなかなか芽を出さないのに。
自然をちゃんと観察していれば、全て見えてくる。
生物多様性を取り戻す活動を長年に渡り続けている坂田マサコさんとの出会いから、自分たちの周囲から少しずつでも改善していきたい、そのための感性・視点を養いたいと坂田さんのワークショップに参加してきました。
しがら作業のおかげで数ヶ月で木が、土が元気を取り戻した現場を目の当たりにした時、これが私たちのライフワークになることを確信しました。
その「しがら」。
杭を打ち込み、土中の水を動かし、枝と落ち葉を編み込むことで土に弾力構造が生まれ、木の根っこがのびのびと育ち、水がじわじわと浸透していく。
水と空気のゆっくりとした流れが無数の菌糸を呼び、菌糸が微生物を呼び、微生物が虫を呼び、虫が鳥を呼び、鳥が種を運び糞にして落とす。
多様性のある森ではその営みが自然にあるのですね。
その自然の循環の第一歩として、多様性のある森で起こる事を再現する、小さな、しかしとても大きな意味ある作業、それが「しがら」です。
里山が広がる私たちのいる綾部市上林
・戦後、需要があると国を挙げて推奨し地元の方々が大変な労力で
植えたスギやヒノキを中心とした針葉樹中心の森
・鹿が繁殖し、鹿が好む植物はことどとく食されているバランスを失った山
・現代土木による水や空気の流れを遮断する砂防ダムの存在
様々な課題を認識しながら、実際に森へ入り、土中環境まで含めて、どのような視点で自然を観察し、人がどう手を入れていけば良いのかを学び、色々な生き物が住める混交林へ移行していくための短~中長期的な取り組みについて坂田さんにレクチャーしていただきます。
小さなレストラン田舎の大鵬は山の麓で営み始めました。初めての開催となり、これから実践を重ねていくひよっこチームではありますが、笑、どうぞよろしくお願いします!
日時 :
9月6日 (金) 13:00 〜 17:00 現場見立て、お話会
9月7日 (土) 9:00 〜 16:00 1日しがら作業
※小雨決行
天候などの状況次第でプログラムの順序が変更と
なることがあることご了承下さい。
場所 : 京都府綾部市八津合町内の山林内
JR 綾部駅よりタクシーで約 20 分、バスで綾部駅南口
から大町バスターミナル行、寺町下車(約40分)
バス停から会場までの送迎いたします。
お車は先着数台駐車可能。(事前にご相談ください)
参加費 : 1日のみ 3,500円 2日間通し 5,000円
申し込み方法 : お名前、参加人数、連絡先、当日の交通手段をメッセンジャーまでお願いします。
持ち物 : 剪定バサミ、枝切りノコギリ、手袋、雨具、長靴、
飲み物、7日参加の方はお弁当も�
※7日のお弁当を希望される方は事前にお申込みください(1,000円/個)
近くにコンビニはありませんのでお気をつけください。
宿泊 : 2日ご参加で宿泊ご希望の方は、域内の農家民宿などを
ご案内しますのでお問合せください。
講師 / 坂田昌子さん
明治大学文学部史学科卒業。環境NGO虔十の会代表、一般社団法人コモンフォレスト・ジャパン理事、生物多様性ネイチャーガイド、古書げんせん舘店主、八王子古本まつり実行委員長 等々《高尾山》の自然環境保全を中心に、生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り。生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。現在は東京都の《高尾山》にコミュニティスペースと生物多様性情報の発信基地を兼ね備えた《高尾ツリーダムカフェ》をセルフビルドで建築中。
また生態系を読み解きながら行う伝統的手法による環境改善ワークショップを全国各地で開催。生物多様性の保全に尽力し、日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約COPや地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。ローカルにしっかり足を据えながらグローバルな視点で動く環境活動家。
坂田昌子さんのwebサイト https://sakatamasako.com/
坂田の杜 https://sakatanomori.wixsite.com/joinus
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