当日のお知らせになり、申し訳ありません!
本日の19時より、生物多様性寺子屋で「たたら製鉄と生物多様性」を開催します。
ジブリの映画「もののけ姫」でも取り上げられたたたら製鉄は、5世紀あたりから始まり、江戸時代後半に最盛期を迎えます。砂鉄を取り出した残土は、新たな地形を作り出したり、古代の森が里山へ移行したりと日本列島の生態系の歴史上、とても大きな影響を生み出した産業だと思います。
たたら製鉄は、大きな土地の改変であるにもかかわらず、なぜ生態系の破壊ではなく、里山という新たな生態系を作り出すことができたのか? その一方で、戦後の拡大造林や数えきれないほどの砂防ダムといった治山事業は、森を荒廃させてしまっているのか…
人の営みと森林の関係を考えていくうえで、たたら製鉄には大きなヒントがあると考えています。
オンライン、アーカイブもありますので、ぜひご参加ください!
・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・
たたら製鉄と生物多様性 オンライン・アーカイブ
たたら製鉄とは、古代から近世にかけて発展した日本独自の製鉄方法でしたが、明治以降には西洋近代的な製鉄への転換によって衰退しほぼ絶滅状態となってしまいました。
たたら製鉄は、少なくとも5世紀には始まり、6世紀半ばには吉備地方から全国に広がっていったと考えられています。主に砂鉄が採取され、大量の木炭を燃料として用いるため、広大な森林を持つ日本列島であったからこそ可能でした。
樹木の伐採や、砂鉄の採取によって丘陵を切り崩し流出した土砂は、新たな地形を作り出し、生物多様性は大きな影響を受けました。砂鉄を取り出した残土の大半が、下流域に堆積することによって、中国地方の出雲平野や安来平野が生み出されたのです。
とりわけ奥出雲では、良質な砂鉄を含む花崗岩が広く分布し、森林も広大であったため、たたら製鉄の中心地でしたが、利用した溜池や水路を利用して農地に再生したため、豊かな棚田の景観、里山の風景を生み出しました。
このように日本列島の生態系の歴史や文化に大きな影響を与えた、たたら製鉄について考証することで、森林の持続可能な利用について考えてみたいと思います。
ぜひ、ご参加ください。
■日時
10月26日(土)19時~21時30分(オフライン会場は18時30分開場)
■場所 いまここカフェ&オンライン
いまここカフェ JR/京王線高尾駅北口徒歩3分(八王子市廿里町21-4)
■参加費 1000円(学生無料)
*いまここcafe参加者は1品以上ご注文ください
*オンライン参加:振込先は返信メールをご確認ください
*録画のみ希望:振込済み連絡後、URLを送ります
*学生は無料ですが、お申込みは必要となります。学生証の提示は不要です。
■定員
カフェ:先着15名。オンラインには定員制限はございません
■講師 坂田マサコ
■申込み方法
※要予約※
こちらのフォームにご記入ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeT9qMpcSWFlnCF17eS9yI42rFNf7HMpRLXrlhp4hSF2s_1aA/viewform
オンライン参加の方には、お振り込みの案内とzoomのアドレスをお送りします。開催後のお振り込みでも大丈夫です。 ※締め切り 10月26日当日17時
●寺子屋を連続して参加ご希望の方は参加費3回分振込可能です。
●当日のZoomリンクは、返信メールにてご確認ください。
●オンライン参加の場合、当日のお問い合わせ等は対応できない場合がございますので、ご了承ください。
*メールが届かない場合は、迷惑フォルダをご確認ください。また携帯キャリアメールの方は、PCからのメール受信を許可してください。
●ご案内は後ほどお送りします。3日経ってもご案内がありませんでしたら、ikimono339@gmail.comまでご連絡ください。
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