11/24 坂田マサコさん ワークショップ @京都綾部市 田舎の大鵬

・・・・・以下、Facebookイベントページより転載・・・・・

坂田マサコさん ワークショップ @ 京都綾部市 田舎の大鵬

11月24日(日)、2回目のワークショップです!

生物多様性の豊かさとは。
ただ植生や生物が多様であることではない。
種・遺伝子・生態系の豊かさが揃うことで初めて豊かと言える。
マサコさんが何度も訴えていることです。

その生物多様性の複雑に絡み合った、しかし自然界で普通に紡がれてきた豊かさを、人間は明治維新、そして高度経済成長を経て壊し続けてき、忘れてきました。一見美しく見える田舎の風景も、人の手が入り過ぎた山や森でバランスが失われています。

「内なる自然」
を取り戻す。
これもマサコさんが何度も伝えてくれていること。

人間も宇宙の一部である。地球上の生きとし生けるもののほんの一部であることを真の意味で意識すること。自然と行動が、生き方が変わってくる。
一朝一夕ではいかないことばかり!でも待ったなしの状況!
だからこそ、地道に、継続的にやっていくしかないのです。

前回の初めてのマサコさんとのワークショップ、マサコさん指導のもと、泥出しやしがら作業で参加の皆さんの一丸となった強大なパワーで山の沢の麓、水が湧き出る環境が大きく変わりました。

今回のワークショップでも、
とにもかくにも水の動きが滞っている場所に手を入れることが優先と、店の下の山の水が湧いて滞っている箇所をしがら作業を中心に手入れをします。
去年間伐した杉の枝・葉などの残渣が積まれている場所ですが、それをワークショップまでに除去し、水の流れが滞っている今の状態を良くすることで、土中環境改善にもつながります。

マサコさんが教えてくれるしがら作業は地道な作業です。
でもこのしがらのおかげで、数ヶ月で木が、土が元気を取り戻した現場を目の当たりにしました。

「しがら」
杭を打ち込み、土中の水を動かし、枝と落ち葉を編み込むことで土に弾力構造が生まれ、木の根っこがのびのびと育ち、水がじわじわと浸透していく。
水と空気のゆっくりとした流れが無数の菌糸を呼び、菌糸が微生物を呼び、微生物が虫を呼び、虫が鳥を呼び、鳥が種を運び糞にして落とす。
多様性のある森ではその営みが自然にあるのですね。
その自然の循環の第一歩として、多様性のある森で起こる事を再現する、小さな、しかしとても大きな意味ある作業、それが「しがら」です。

今の90歳代のおじいちゃんおばあちゃんたちは昔山に入った時普通にやっていた作業だそう。自然の摂理を理解した、理に適った方法を昔の人たちは暮らしの中で知っていたんですね。
作業をしながら、しがらなどの作業の意味はもちろん、中山間地の典型的な課題や生物視点の美しい自然界のこと、たくさんの事をマサコさんに教えていただけます!

今回は1日のみとなります。
ぜひご参加ください!

日時 : 11月24日 (日) 9:00 〜 17:00
主にしがら作業 ※小雨決行
場所 : 京都府綾部市八津合町内の山林内 田舎の大鵬
    JR 綾部駅よりタクシーで約 20 分、バスで綾部駅南口
    から大町バスターミナル行、寺町下車(約40分)
    バス停から会場までの送迎いたします。
お車は先着数台駐車可能。(事前にご相談ください)
講師 : 坂田昌子さん(一般社団法人コモンフォレスト・ジャパン理事、環境NGO虔十の会代表ほか)
参加費 : 3,500円 
持ち物 : 剪定バサミ、枝切りノコギリ、手袋、雨具、長靴、飲み物、お弁当
※お弁当を希望される方は事前にお申込みください(1,000円/個)
 近くにコンビニはありませんのでお気をつけください。

講師 / 坂田昌子さん
明治大学文学部史学科卒業。環境NGO虔十の会代表、一般社団法人コモンフォレスト・ジャパン理事、生物多様性ネイチャーガイド、古書げんせん舘店主、八王子古本まつり実行委員長 等々《高尾山》の自然環境保全を中心に、生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り。生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。現在は東京都の《高尾山》にコミュニティスペースと生物多様性情報の発信基地を兼ね備えた《高尾ツリーダムカフェ》をセルフビルドで建築中。
また生態系を読み解きながら行う伝統的手法による環境改善ワークショップを全国各地で開催。生物多様性の保全に尽力し、日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約COPや地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。ローカルにしっかり足を据えながらグローバルな視点で動く環境活動家。
坂田昌子さんのwebサイト  https://sakatamasako.com/
坂田の杜  https://sakatanomori.wixsite.com/joinus

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